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更新日:2021年10月18日

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西洋なし王国やまがたの女王「ラ・フランス」

山形県は、西洋なしの生産量が全国1位で全国の生産量の6割以上を占めています(令和2年)。特に、西洋なしの品種「ラ・フランス」は緻密な果肉、果汁の多さ、特有の芳香、そしておいしさから「果物の女王」と称されています。

「ラ・フランス」の歴史は古く、1864年にフランスのクロード・ブランシュ氏が発見し、そのおいしさに「我が国を代表するにふさわしい果実」と賛美したことから、「ラ・フランス」の名前がついたと言われています。日本には1903年に、山形県には大正初期に入りました。当時は缶詰加工が主流で、西洋なしを生で食べる習慣が無かったことや、栽培に時間と手間がかかることから、あまり人気がありませんでした。しかし、グルメブームや栽培技術が定着してきたことにより、栽培が本格化し、今では広く一般的に入手できるようになりました。

「ラ・フランス」は、収穫直後は硬くて甘みもなく、食べてもおいしくありません。そのため、収穫してから2~3週間、予冷という果実を冷やす管理と、追熟という熟成させる管理を経てから出荷することとしています。また、県・生産者・出荷団体等で構成される『山形県「ラ・フランス」振興協議会』では、その年ごとの生育状況を踏まえて、良質な「ラ・フランス」を消費者にお届けするため、全国一斉に販売を開始する「販売開始基準日」を設定する等、オール山形で取り組んでいます。

このような取組みが評価され、令和2年8月に「山形ラ・フランス」が、地理的表示(GI)保護制度(特定の産地と結びつきのある農林水産物の名前を「知的財産」として国が保護する制度)に登録されました。「山形ラ・フランス」が守る価値のある産品として国に認められたことにもなります。GI登録がきっかけとなり、さらに多くの皆さまに「山形ラ・フランス」の品質の高さとおいしさを知っていただけると期待しています。

山形県を代表する、果物の女王「ラ・フランス」を是非、御賞味ください。

 

ラフランス1ラ・フランス

 

 

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「ラ・フランス」をおいしく召し上がっていただくために(PDF:217KB)

 

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