更新日:2024年11月11日
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いわゆる「化学物質過敏症」については、病態や発症のメカニズムなど未解明な部分が多く、いまだ確立した診断基準や治療法は存在していないため、病態の解明に向けた研究が進められています。
一方で、化学物質過敏症は、生活環境中の極めて微量な化学物質に接することにより多彩な不定愁訴を呈する症候群であるとされています。
嗅覚過敏、眼・鼻・喉の刺激症状、皮膚の紅斑、かゆみ、疲労感、頭痛、集中力の低下、めまい、吐き気などの症状を訴える方がいらっしゃいます。
農薬、自動車の排気ガス、建材、建材関連品及び家具・日用品等から放散する揮発性有機化合物、暖房等の燃焼ガス、日用品(整髪剤、香料、柔軟剤等)などがあげられています。
治療法が確立していないため、原因となる化学物質を避けることが、最も有効な対処法と言われています。
近年、柔軟剤などの香りで頭痛や吐き気がするという相談が全国の消費生活センター等に寄せらせていることを踏まえ、消費者庁・厚生労働省・文部科学省・経済産業省・環境省の5省庁連名で香りへの配慮に関する周知が図られています。
香りの感じ方には個人差があり、自分にとって快適な香りでも困っている人がいることをご理解いただくととともに、香り付き製品の使用に当たっては、周囲の方々にもご配慮くださいますようお願いします。
「その香り困っている人がいるかも?」(PDF:1,665KB)
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