更新日:2020年9月28日

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平成30年度研究成果

平成30年度にわかったこと

大型クロマグロの漁獲に対応した改良型はえ縄漁具

クロマグロ改良型はえ縄漁具について漁業試験調査船による試験操業を行い、大型魚漁獲の有効性を確認しました。

北上期(夏期)におけるクロマグロ来遊時期と海面水温の関係

北上期におけるクロマグロの漁獲確率水温の関係についてロジスティック回帰分析を行ったところ、漁獲確率が0.2、0.5、0.8となる水深1mの水温は、それぞれ17.2℃、19.6℃、22.2℃であることが分かりました。

山形県沿岸域における藻場の概要と保全活動への効率的な指導方法

山形県本土側沿岸域における藻場造成は、成育環境の制限が少ないヨレモク等多年生ホンダワラ類を主体に用いることが最適でであるうえ、流動条件が整っている場合、アカモクとの混成群落を造成することで効果を早期に発揮可能となり、効率化が図られることが分かりました。

山形県産ハタハタにおける粗脂肪量と生殖線重量指数の季節変化

本県沿の底びき網漁業で漁獲されたハタハタ粗脂肪量は10月に最も高くなり、生殖腺重量指数は雄が10月、雌は12月に最大となることが明らかになりました。

山形県産マダイの活け越しによる鮮度保持効果

本県沿岸で漁獲されたマダイを簡易蓄養水槽で活け越しし、神経締め処理を施したところ、「活け」の状態が長く保たれることが示されました。

山形県産活け越しマダイの締め方の違いによる鮮度保持効果の検証

活け越ししたマダイは、神経締めの手順によって鮮度保持効果に大きな差が出ることが示されました。

2010年から2012年に放流されたヒラメ種苗の回収率と放流条件

2010年から2012年に放流されたヒラメ種苗回収率を求めたところ、0.22~0.78%であり、以前より低水準で推移していた。回収率低下の要因として、放流時期が遅れることで高水温の影響を受けやすくなり、放流後の減耗が増加している可能性が示唆されました。

種苗放流したトラフグ稚魚の回収率と費用対効果

放流したトラフグ回収率は0.09~0.52%、費用対効果は0.2~0.9と推定されました。

ヤナギムシガレイの漁獲動向予測精度の向上

ヤナギムシガレイ漁獲動向予測モデルに過去の漁獲圧を加味することにより、予測値と実際の漁獲量との当てはまりを改善することができました。

180m以深の稚魚調査結果の整理

7月の180m以深稚魚調査は、マダラマガレイヤナギムシガレイソウハチおよびアカガレイ当歳魚量を把握するために有効であると考えられます。

調査用餌料曳網のコッドエンド部の改良

コッドエンド部の強度と排泥能力の向上を目的とする調査用餌料曳網改良を実施し、泥が多い底質の調査地点における漁具の破損を防ぎ、かつ1回あたりの操業時間を短縮することができ、調査を効率化させました。

漁港内におけるイワガキの短期蓄養が身入り度に及ぼす影響

天然イワガキを餌環境が良好な漁港内で1ヶ月蓄養したところ、蓄養前後で身入り度に差は見られませんでしたが、同時期に天然に生息するイワガキに比べて身入り度は良好でした。

高圧ジェットポンプを用いた岩盤清掃効率

高圧ジェットポンプを用いて岩盤清掃を実施したところ、従来の手作業に比べて十分な除去能力を有しており、低労力長時間にわたる作業が可能であることが明らかになりました。

屋内水槽におけるフサイワズタ通年管理技術

井戸水を用いた冷却により、夏期の高水温期成熟による枯死を防止することができ、年間を通して屋内水槽内藻体維持することが可能になりました。

放流したトラフグ稚魚の摂餌について

天然海域に放流したトラフグ稚魚は、放流3日後には摂餌しており、主要な餌料生物海産甲殻類であることが明らかになりました。

山形県沖で漁獲されたフグ類の雑種について

山形県沖で漁獲された種類不明フグは、DNA分析を行ったところ「ゴマフグ(父親種)」と「トラフグ(母親種)」、「マフグ(父親種)」と「トラフグ(母親種)」の雑種であることが分かりました。

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