令和6年度政府予算案等について

本日、令和6年度政府予算案が閣議決定されました。

今後、詳細の把握を進めてまいりますが、今回の政府予算案及び先月成立した令和5年度補正予算については、地方創生をはじめ、物価高騰やデジタル化、こども・子育て、防災・減災、国土強靱化など、これまでに本県が行ってきた政府への提案や、全国知事会を通した要請の内容を数多く受け止めていただいたものと捉えております。

特に、こども・子育て関連として、かねてより提案してきた4・5歳児の保育士配置基準の改善が盛り込まれているなど、子どもの成育に関わる重要な機能を担う保育所等の体制整備が図られたものと評価しております。また、本日閣議決定されました「こども未来戦略」におきましても、こども・子育て支援施策の多くを担う地方自治体から要望してきた「こども・子育て支援加速化プラン」の地方財源の確保が明記されました。政府におかれましては、加速化プランに掲げる各種施策の着実な推進と、地方自治体の取組みに対する支援の充実を期待しております。

防災・減災、国土強靱化関連においては、流域治水の加速化・強化、高規格道路等の交通ネットワーク整備、多様化する災害に対応した治山対策の強化などを推進していくこととされております。併せて、近年全国で相次ぐ大規模自然災害からの復旧・復興事業も盛り込まれております。
県としましても、県民の皆様の安全・安心を確保するため、「防災・減災、国土強靱化5か年加速化対策」の予算を積極的に活用して、「県土強靭化」の取組みを一層推進してまいります。

引き続き情報収集に努めるとともに、誰もが個性や能力を発揮し、一人ひとりが幸福を実感できる県づくりに向け、県の2月補正予算及び来年度当初予算の編成にしっかりと取り組んでまいります。

令和5年12月22日