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更新日:2021年2月12日

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第2回山形県空き家利活用促進セミナー

令和3年2月3日に開催した、「山形県空き家利活用促進セミナーVOL.2」について、概要を掲載します。

目次(リンクをクリックするとジャンプします)

1.テーマ  
2.内容  
  〇オープニング
  〇【第1部】基調講演
  〇【第2部】事例紹介・パネルディスカッション
事例紹介1事例紹介2事例紹介3パネルディスカッション
  〇参加者からの質疑に対する回答
  〇参加者向けアンケート

 

テーマ「エリアマネージャーの可能性」

第2回は、東北芸術工科大学の馬場正尊教授をコーディネータに迎え、エリアマネージャーの実践者等より取り組み状況を紹介し、エリアリノベーション(地域の変化)に至るプロセスにおけるエリアマネージャーの役割を共有した。

「山形県空き家利活用促進セミナーVOL.2」フライヤー(PDF:622KB)

内容

オープニング

コーディネーター:東北芸術工科大学 教授 馬場 正尊 氏

〇開会
〇主催者挨拶
〇講師紹介

Chapter1:オープニング

 

【第1部】基調講演

”泊まれる出版社”真鶴出版
講師:真鶴出版 代表 川口 瞬 氏

〇真鶴というまち
・真鶴町は神奈川県の南西部、静岡県熱海市との境に位置する小さな港町。
・「美の基準」という景観に関する条例が30年前に制定され、高層建築物がない。
・真鶴町は7月にある「貴船まつり」が有名で、町民が一番盛り上がる祭り。

〇真鶴出版の紹介する真鶴
・スタンダードな真鶴観光は、「美味しい魚を食べて、海で遊んで帰る町」
・真鶴出版は、「はば海苔」や、「井戸」、「背戸道(せとみち)」等【真鶴での暮らし】を発信している。

〇コンセプト:泊まれる出版社
【出版物】
・町の魅力を伝える本や、泊まれる出版社ができるまでをまとめた本、社会福祉協議会や行政などの出版物などを出版している。
・真鶴町の中心である「貴船まつり」が終わった8月にスタートし、祭りまでをカウントダウンできるカレンダーを出版している。
【宿の特徴】
・町内の空き家をリノベーションしている。
・設計はトミトアーキテクチャー、施工は地元職人チーム、できることは可能な限りセルフリノベーションした。
・宿泊者には、『町歩き』のコンテンツをつけており、出会った町民や、町のお肉屋さん等、地域のニッチな魅力を体験してもらっている。

〇真鶴の事例から考える、エリアが変わるために必要なこと
・5つのこと

コーディネーター馬場教授からの質問
・なぜ真鶴に移住したの?
・どうやって町に、地域の人々に馴染んでいったの?
・宿、出版社の物件はすぐ見つかったの?
・メディア業と宿泊業はどういうシェア?
・不動産探しはどうしているの?
・本の出版はどうやっているの?

Chapter2:基調講演

 

【第2部】事例紹介・ディスカッション

事例紹介1
のくらし〔自らのくらしを創る空き家プロジェクト〕
最上のくらし舎 代表理事 吉野 優美 氏

〇「最上の暮らし」を伝える、情報発信拠点整備
・情報発信拠点&コワーキングスペース「GOSALOn」
・課題を解決する場つくり

〇空き家プロジェクト
・空き家勉強会、空き家ツアー
・万場町のくらしができるまで

〇コミュニティー
・モグラジオ、モグラーの集い

Chapter3:事例紹介1


事例紹介2
こがたん〔地域でつくるシェアハウス&キッチン〕
鶴岡市小堅地区自治振興会 佐藤 潤一 氏

〇小堅地区って
・小堅地区は鶴岡市南西部の小さな漁村
・鎌田教授との出会い

〇シェアハウス&キッチンこがたん
・整備、運営について
・こがたんの魅力

〇課題と今後の展望
・あえてこの地域に暮らす理由を、「リデザイン」する
・「六方よし」のしくみづくり

Chapter4:事例紹介2


事例紹介3
鮭川村〔空き家活用プロジェクト〕

鮭川村むらづくり推進課 課長 西野 桂一 氏

〇鮭川村って
・位置、人口、産業、空き家の状況

〇移住定住・空き家対策の取り組み
・地域づくり連携協定(鮭川村、東北芸術工科大学、山形県、住まい・まちづくり公社)による取り組み
・行政ができること、民間に期待したいこと

Chapter5:事例紹介3


パネルディスカッション~エエンディング~

コーディネーター馬場教授と講師4名によるパネルディスカッション。

〇川口代表から3名のパネラーへのアドバイス(情報発信・コミュニティー形成の重要性)
〇吉野代表から佐藤氏へのアドバイス(コミュニティー形成術)
〇馬場教授から西野課長へのアドバイス(行政主導の情報発信ではなく、民間主導のほうが効果的)

Chapter6:エンディング

 

質疑応答
参加者の皆様よりいただいたご質問に、各講師の皆様よりご回答いただきましたので掲載します。
(講師より回答がありましたら随時更新します。)

真鶴出版川口代表へ

質問 回答
イトナミオフィスで地元の主婦を雇用とありましたが、どんな仕事をしているのでしょうか。 IT系の企業で問い合わせ対応業務などをしていると聞いています。
リノベーション工事はセルフビルドのみでしょうか。

解体や塗装は自分たちで、それ以外の施工は地元職人チームにお願いしました。

銀行からの融資もあるのでしょうか。 資金はクラウドファンディングと金融機関からの融資で調達しています。

真鶴出版様から出ている『小さな泊まれる出版社』を今後の参考にしたいのですが、すべて売り切れです。
手に入れる手段はありますか。

今春中に増刷予定です。
山形県内では山形市内の郁文堂書店に、もしかしたらまだ在庫があるかもしれません。


最上のくらし舎 吉野代表理事へ

質問 回答
2016年に開始されたGOSALOnについて、当時のコワーキングスペースの需要はあったのでしょうか。
何か予測などされたのでしょうか。
当時のコワーキングスペースの需要は未知数でした。
スタートさせてみたら、今まで出会うことがなかった人達が本業・副業・趣味の場として出会いつながることが増え、
これからの地域にとって必要不可欠な場所だと思います。


鶴岡市小堅地区自治振興会 佐藤様へ

質問 回答
入居者による地域へ10%の貢献活動とは例えば何ですか?地域清掃とか消防活動とかでしょうか? (回答準備中)
プロジェクトにかかわった大学生がこれからもその地域にかかわれるような取り組みはありますか? (回答準備中)


鮭川村むらづくり推進課 西野課長へ

質問 回答
県外から鮭川村に移住する場合、どのような就業支援がありますか?

首都圏から移住し、県のマッチングサイトに登録された企業に就職する場合に最大100万円起業する場合に最大300万円の支援金を交付します。
また、新規に就農する場合、年150万円の支援金を最長5年間交付しています。

いずれの支援にも条件がありますので、詳しくはこちらをご覧ください。
山形県移住支援金対象求人サイト(山形県ホームページ)(外部サイトへリンク)
農業次世代人材投資資金(農林水産省ホームページ)(外部サイトへリンク)

参加者アンケート

山形県空き家利活用促進セミナーVOL.2『エリアマネージャーの可能性』の参加者アンケートです。

今後のセミナーや各地域での空き家対策に役立てさせていただくため、アンケートに御協力をお願いします。
下記リンクよりアクセスしていただき、ご回答をお願いいたします。

山形県空き家利活用促進セミナーVOL.2参加者アンケート(外部サイトへリンク)

設問は7問で、お時間はかかりませんので、一緒にご視聴いただいた方にもお声がけいただき、
ご参加いただいた皆様に必ずご協力くださるようお願いいたします。

お問い合わせ

県土整備部建築住宅課 

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-2433

ファックス番号:023-630-2639