ホーム > 県政情報 > 情報公開・広報・広聴 > 広聴 > 県民の生の声コーナー > 2021年 > 3月 > 海岸の漂着プラスチック等の処理について

更新日:2021年4月26日

ここから本文です。

海岸の漂着プラスチック等の処理について

ご意見

 今年も冬の季節風で寄せられた海岸のプラスチックや発泡スチロール等がとても多すぎて、がっかりしています。この問題は個人や地域のボランティアだけではどうしようもありません。国や県の掃除費を新設し、財源はプラスチック税を新設し製造事業者から徴収すべきと思います。
 プラスチック製品を売ることはブレーキの効かない車を売ることと同じです。長い年月でも土に戻らない製品は地球と人類を破壊するばかりです。
 美しいやまがたの海プラットフォームで取り組んでいる海岸以外の場所はどうすれば良いのか、どう考えているのか教えてください。 (2021年3月15日)

県の取組状況

 御提案の「プラスチック税」のように地方税法に定めのない新税の創設については、租税の公平性、中立性等の原則に反するものでないか、受益と負担の関係は適切か、税以外の適切な手段がないか、既存の税制とのバランスなどについて慎重かつ十分な検討を行う必要があると考えています。
 また、プラスチック類等の海岸漂着物については、環境省の補助金を活用した海岸管理者である県や市町による回収事業のほか、地域のボランティアによる回収活動も活発に行われていますが、海岸への漂着がなくならない状況です。
 海岸漂着物の約7割は、河川を介して流れ着いた陸起源のごみであると言われており、その発生を抑制するためには、陸起源のごみをいかに減らしていくかが非常に重要であると考えています。
 このため、県では、内陸の大型商業施設などにおいて、海岸漂着物の実物や漂着物の発生源に関するパネル展示など、河川へのごみの流出抑制に向けた普及啓発を行っています。 
 また、拾ったごみの量と種類で点数を競う「スポGOMI大会」の開催など、若い世代にも楽しみながらごみのポイ捨て防止の意識を高めてもらい、海岸漂着物の発生抑制につながる取組みも行っています。併せて、海岸清掃活動に取り組んでいただいている海岸愛護活動団体(現在17団体)に対し、「山形県ふるさとの川愛護活動支援事業」により、活動への支援を行っています。
 県としては、引き続き良好な海岸環境を維持するため、海岸漂着物の処理や海岸愛護活動団体への支援を行ってまいります。 (2021年4月26日実施中・実施済) 

( 総務部 税政課  環境エネルギー部 循環型社会推進課 県土整備部 河川課 )