更新日:2020年7月16日

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親子グマの捕獲について

ご意見

上山市で親子グマが捕獲され、親グマが駆除され、子グマが森に放たれたのは、非人道的で不適切な対応ではないのですか。 (2020-06-26)

県の取組状況

近年、山形県内では、ツキノワグマの出没が増加傾向にあり、毎年のように人身被害が発生し、今年も既に1件の人身被害が発生しています。
特に今年は、民家敷地内などの住宅地及びその周辺における目撃が多くなっていることから、ツキノワグマとの不意の遭遇により、通学時や学校における児童・生徒などへの人身被害が懸念される状況です。
県では、身を隠す場所となるやぶの刈払いや樹木の伐採などにより、クマの出没を抑制するほか、出没した際には花火を使って追い払うなど、クマとの棲み分けを図っています。
しかし、学校施設や民家周辺での出没が継続し、人身事故のおそれが高まるなど、住民の安全安心を確保するにはやむを得ないと判断される場合に、必要最小限度の頭数で捕獲を許可するように市町村に対してルールを示しており、これを受け、上山市の事案では人身被害を及ぼす可能性の高い親グマのみ、やむを得ず駆除したものです。
県としては、捕獲のみに頼ることなく、上記の対策を進め、共存が図られるよう努めてまいります。(2020-07-09 実施中・実施済)

( 環境エネルギー部 みどり自然課 )