更新日:2021年11月22日
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小国警察署は、小国町の経塚山山麓で滑落遭難事故を想定したロープワーク訓練を実施しました。降雨の中、現場を想定した急斜面で、新隊員はロープ及び救助器具の実践的使用を行い、地形特性から生じる不具合を確認しました。例年多く発生している滑落遭難事故を想定して行われたもので、隊員たちは救助技術の向上に向け、日々研さんを続けています。
小国警察署では、長井市と小国町の山岳救助隊関係者らと長井市草岡地内の三階滝上流の山域で山岳遭難救助訓練を行いました。雨天の中、沢歩きや藪こぎをし、普段の登山訓練では経験できない歩行技術や、地形図の等高線を読んでのルート構築を確認しました。
官民合同で要救助者引き上げ訓練や隊員の懸垂下降、要救助者の背負い引き上げの一連の流れを実施し、ロープワークの技術習得を行うことができました。
小国警察署では、山岳遭難救助事案に備え、定期的に山岳救助訓練を実施しています。
4月20日に要救助者の背負い搬送を想定した「グリップビレイ(ロープと手掌の握りでブレーキをかける方法)による安全確保」「レスキューキャリングラック(背負子)を使用した搬送要領」など実戦的な訓練を行いました。
令和3年度の小国警察署山岳救助隊訓練開始式が4月5日に行われ、山岳救助隊員11名に対し、指定書が交付されました。隊員たちは、有事のために平時から備えるため、落下防止用の命づなやハーネス、ヘルメット等の装備品の点検・装着、救助現場で使用するロープの結び方等の訓練を実施しました。
県民の信頼と期待に応えるべく、今後も研鑽を積んでいきます。
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