雪害の防止
昨冬の雪下ろし中の事故及び落雪等による人的被害は191件発生し、うち14件の死亡事故が発生しました。特に、高齢者が被害にあう屋根からの落雪による死亡事故が多く発生しています。
今後、降雪期を迎えますが、除雪中の事故や、落雪による事故、大雪予想時の外出にはご注意ください。
除雪中の事故を防ごう
除雪中の事故を防ぐポイント
気温が高い時は屋根の雪のゆるみに注意
- 暖かい日の午後は特に注意
- 雪解け水や雪が動く音に注意
安全な服装で、携帯電話も忘れずに
- 動きやすい服装で、ヘルメットを正しく着用
- 体調不良時等は自ら救助要請をする
足場はいつも注意。軒先は危険
- 軒先の雪は最後に落とす、軒下の人や電線にも注意
- 落雪に巻き込まれないよう、上から雪下ろし
はしごはしっかり固定
- 転落防止のため、足元をしっかり固める
- 屋根に対して真っ直ぐに、決められた角度で
道具はスキルに合わせてメンテナンスもしっかり
- 軽くて雪が付きにくいアルミ製スコップやスノーダンプを使う
- 除雪機の雪詰まりは必ずエンジンを停止してから取り除く
除雪・雪下ろし作業は複数で
- 事故に備えて2人以上で作業する
- 家族と隣近所に声掛けをしてから作業する
高所作業(2メートル以上)では必ず命綱の装着を
- 墜落制止用器具(フルハーネス型)と命綱を使う
- 命綱は屋根の上で止まる長さに調整
体調管理は万全に
大雪予想時の外出は慎重に
大規模な車両滞留を発生させないために
- 大規模な車両滞留は人命に関わるおそれがあります。
- 冬用タイヤの装着、タイヤチェーンの携行・早めの装着をお願いします。
- 大雪時には、高速道路や国道が通行止めになる可能性があります。出発前に、ラジオ・テレビ・インターネットなどで道路情報を確認しましょう。
やむを得ず車で外出するときは
- 気象情報や道路状況を確認し、無理のない運転を心掛けましょう。
- 万が一に備えて、「アクシデントに対応できる用具」を用意しておきましょう。
- 運転をしていて危険を感じたら無理をせずに駐車できるところで、天気の回復を待ちましょう。
吹雪などで車が動けなくなったときは
- 大雪や吹きだまりなどで車が立ち往生し、避難できる場所や救助を求められる人家がない場合は、警察や消防に連絡し、救助を求めてください。
- 車のマフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがありますので、マフラーが雪に埋まらないように定期的に除雪し、窓を少し開けて換気を行うなどして、車の中で救助に備えてください。
- 車を置いて避難する場合は、除雪や救助活動の妨げにならないよう、連絡先を書いたメモなどを車内に置き、鍵は付けたままにしておきましょう。
詳しくは<大雪予想時は不要不急の外出NG(PDF:258KB)>のチラシで確認してください。