更新日:2020年11月6日
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旅館業法及び公衆浴場法の許可を受けて営業している施設の入浴設備の衛生管理については、山形県の条例及び施行細則においてその基準を定めていますが、衛生管理を怠ることにより浴槽水等を原因とするレジオネラ症患者が発生してしまうことがあります。
レジオネラ症は、症状が重くなれば死に至る可能性があるのです!!
そうならないためには、レジオネラ症に関する危険性を理解し、日ごろの徹底した衛生管理を行うことが大切です。
レジオネラ症とは、レジオネラ属菌を原因菌として起こる感染症で、レジオネラ肺炎とポンティアック熱の2種類があります。
レジオネラ属菌は、土や水たまりに生息する細菌で、私たちの身近な場所にどこにでもいるものなのです。
そんな身近なレジオネラ属菌に感染してしまうと、とくにレジオネラ肺炎については、高熱・全身倦怠感などの症状があり、その症状が重くなると亡くなることもあります。
旅館や公衆浴場等の入浴施設はレジオネラ属菌が好む環境であるため、衛生管理をきちんと行わないと、一気に増殖してしまうことが考えられます。
例として、管理のいきとどいていないお風呂やシャワー、加湿器などを使うことにより、レジオネラ属菌が含まれたミスト状の細かい水滴を肺に吸い込んでしまうことで感染してしまうことがあります。
免疫力が落ちている状態や、糖尿病などの持病を抱えている方、疲労がたまっている方や多量の喫煙をする方は感染リスクが高いと言われています。
このように、レジオネラ属菌は、私たちの身近な環境に潜んでいるのです。。。
山形県では、旅館業法施行条例や公衆浴場法施行条例において、営業者が日ごろ行うべき衛生管理について規定しています。
その一例として、
などがありますが、衛生措置基準の詳細やより具体的な対策は以下を参考としていただき、適切な管理に努めましょう。
日ごろから衛生管理を徹底するという意識が大切です!
『今まで何も起きていないから大丈夫・・・・・』その油断が禁物!!
『うちからはレジオネラ症患者は絶対にださないぞ!』『レジオネラ症感染の原因施設になってたまるか!』という意識をもち、毎日の衛生管理を徹底しましょう!
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