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更新日:2019年5月28日

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啓翁桜生産農家の環境保全型農業の貢献について

ご意見

環境保全型農業として、コメ、野菜、穀類等食用農産物に限定されていることを異様に思います。山形県の特産枝物「啓翁桜」の生産にも有機栽培を適用してはどうでしょうか。単年作のコメ・野菜より永年性作物として年間を通し、地球温暖化防止や生物多様性保全に貢献しています。貴県の中山間耕作放棄地の再生には欠かせない啓翁桜の栽培と生産への支援に必要な前提要件ではないかと思います。(2019-03-11)

県の取組状況

本県では、「全県エコエリア構想」を掲げて環境保全型農業を推進し、生物多様性保全や地球温暖化防止に効果の高い営農活動を支援しています。中でも有機農業は、環境への負荷を大きく低減する取組みであるため、山形県有機農業推進計画を策定して積極的に推進しています。
「啓翁桜」に関しましては、カイガラムシや幼果菌核病などの病害虫が発生するため、?品質の高い枝物花木を生産することと、?本県特産の「さくらんぼ」への寄生・感染を防ぐためにも必要な防除を行うよう指導しています。防除薬剤については、マシン油など有機JAS規格でも認められている薬剤も一部使用していますが、その他は現在化学合成農薬の代替となる技術がないため、有機栽培は困難な状況にあります。
現在、本県では野菜の有機栽培技術の開発に取り組んでいますので、「啓翁桜」を含む樹木の有機栽培技術については、今後の課題であり、まずは情報収集に努めていきたいと考えています。 (2019-03-27 対応困難)

( 農林水産部 農業技術環境課 )